青森赤石川釣行記

投稿者: | 2013年7月8日

青森の赤石川へ遠征釣行。

羽田から青森空港レンタカーで弘前経由鰺ヶ沢の町へと1時間、17時に宿の熊の湯温泉に到着。初日は夕釣りとなった。

渕の縁にハネが多く見られたので、浅い岸辺をねらうとハリを追うのが見られた。18時半頃になると一気に当たり出すも入れ食いもわずか15分程度。夕釣りは取り込みも忙しい。娘も17.5センチを釣り上げてまずまずのご機嫌。

赤濁りの赤石川

2日目、前夜の大雨があって、川は赤濁りの出水。

ゆっくり朝食をとっていると地元の釣友がやって来てなんとかサオが出せないかという。

雨の中、毛鉤は「赤ライオン」で

少しぬるんだ10時頃、雨の中を宿の前のナベ渕に入川、渕のカケ上がりに魚はたまっている様だ。

毛鉤を沈めると、一発で17センチ級がやって来た。

その後もポツリポツリ当りがあって正午まで15~17センチが10尾。釣友にもニゴリに強い「赤いライオン」を進呈。それでやるが13センチ級の小物ばかり。どこが違うのかと首をかしげていた。

3日目。昨日と同じように赤濁りと水量は変わらず。雨中戦なので体力の消耗を考えて午前と午後の各2時間を釣りに用した。ここは勉強と色々なハリを使ってみた。

まずはニゴリの定番「赤ライオン」で5尾。ピンク系の「田畑美人」は17センチ級が3尾と会心の当たりであった。

そして「北バリ」の「不二清」。がらりと装束をかえて、3つのピンクの先玉付。これに7尾追加した。「不二清」は私の大学の先輩であり、人生や経営についても色々と教えて頂いた故竹下苔石氏(「鮎毛バリ大図鑑」作者)が愛した毛鉤でもある。

4日目。ゆっくりと朝起きてみると、水は太目だがすっかり水は澄み、最高の状態となっていた。慌てて仕度を整えていると、一昨日の釣友がやって来た。

こんな時は上バリに効果があろうと、私の本命バリをつけた。その作戦は見事に的中して、上バリの「黒髪」に入れ食い。

最高の状態の赤石川で
赤石川の金鮎

魚が上ずっているのであろう。30尾台で今回の遠征釣行の終末を迎えた。

ある釣友がニゴリの後、水が澄み始めには「黒髪」が最高と言ったことを思い出していた。

11時に宿にもどると、地元友釣りの若き名人は早朝から60尾台という。但し型は17センチ止まりで、今年はやや小ぶりという。

天候が悪いことは出発前からわかっていたので、本も4冊用意していたのが1冊も読まずに釣りを楽しめた。

濁りが入っても毛鉤なら釣れるという自信がついたことは今回の大きな収穫であった。釣りというものはいくつになっても勉強、勉強、実に奥の深いものと思う。

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