那珂川の解禁

投稿者: | 2013年6月2日

初夏の風物詩、6月1日の鮎釣りの解禁は栃木県の那珂川に出漁。

昨年の那珂川は全くダメで、地元釣具店をはじめその供給元のメーカーにも大きな影響があった。那珂川の中心、黒羽の町では「鮎が釣れれば人が集まる。そして川は元気になる。川が元気になれば町も元気になる。鮎が釣れる川にすることが元気の素だ」と、熱い思いを語る地元ファンもいる。

その期待があってか、これという釣り場は夜明け前には車で一杯。早朝4時半に町裏のポイントに入川。魚のハネはあるので魚影は濃いと判断。朝5時にはもう釣り座は満席。でも6時まで誰も当らない。

日が昇ってやっと二尾。この渕の最大のポイントと思われる、対岸のボート組もサオが立たない。魚はいるのだがどうして釣れないのか、釣り人同士が顔を見合わせて自問自答。

8時に栃木市の釣友、山岸氏も解禁の挨拶。日暮れ、カニ岩等の下流地域も良くないという。私の隣で正午まで釣って、二人共何とかツ抜け。この渕では竿頭。

午後は川見してみたがどこもパッしない。ヨナ渕では東京鮎研の梅津幹事長が既に30尾台という。上流の矢組も渇水気味で小型ばかり。

2日目は早朝7時頃からヨナ渕に入川。早朝からの地元ファンは既に20尾。私達はポイントから少し上手に釣り座を構えた。

日が射してきたので腰まで立ちこんでサオを出すと、上バリの新光夕映に入れ食い。隣の福島のファンもサオを高く上げたところで良く当たりがある。

水深1.5メートルだが底石が少ないので魚が上ずっているようだ。正午までに同行の渡辺氏も30尾台で那珂川の解禁を楽しめた。渇水気味なので小さな渕は不利だが大きな渕はドブ釣りに有利であろう。

鮎塩焼

釣りから帰ると鮎の塩焼きとお酒を仏前に供える。健康で鮎釣りが出来る事に感謝して。

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