令和のドブ釣りレポート その3

投稿者: | 2019年9月19日

【土用がくれの鮎】

7月末から8月末までの約1か月は「土用がくれの鮎」といって、昔から鮎釣りは一時休止するのである。
アユは水温20℃以上になると食欲もにぶり静態になる。
その習性の活動を一時停止してしまう。
魚も動物はやはり動きがないと活発になれない。即ち動態から静になって、魚がどこかへ隠れた状態になってしまう。
土用後に出水でもあればまたアユは活動する。
9月10日過ぎると、アユは再び活発に動き、毛バリに興味を示すのである。私の釣歴50年は夏休が終って9月から再開するのである。
今年も9月中旬の三連休は富山の神通川と庄川へ釣行する。富山の年券は鮎の毛バリ釣りにはサービスが良い。即ち4,000円と3,500円である。トモ釣りの半分以下である。
加賀の石川県や富山県で発祥したドブ釣りなので特別安いのだろう。しかも土地の人と漁協は川の管理が良くて「おらが川」といって郷土の川を誇っている。 

私は「郷土愛」を持つことはすばらしい人生の様に思う。
私は東京の西、杉並に長年住んでいるが、この少し田舎っぽい西荻村を愛している。
年を取った近年、増々そのように感じてきている。

さて914日から、今年も富山へ行って来ましたが、坊主でした。
異常気象で、鮎も土用がくれをまだ続けているのか……
お願いだからもう出ておいで。


(写真は写真家の足立聡さん)

 

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