令和のドブ釣りを考えよう(その1)

投稿者: | 2020年1月31日

趣味としてのお茶やお花には各流派があって、長い年月活動してきた。
しかし近年は数多くあった流派の数が少なくなっているようだ。

釣りの世界も流派のようなものがあり、大きく分ければ海釣りそして川釣り。
鮎釣りも大別するとトモ釣りとドブ釣り(毛バリ)に分けられる。
こちらも強い流派とそうでない流派に分かれてしまっている。

先日の横浜での釣りフェスティバルには、昔からの川釣りではヘラブナ、タナゴの関係者も出品していた。
一方のルアー関係は大人気で、人が集まっていた。

当方は播州毛針の伝統工芸士、横山優さんと藤原一次さんのお二人がブースで毛バリ巻きの実演をしてくれた。
こういうことができるのは兵庫県の西脇市が地元の企業を協賛してくれるお陰である。

しかるべくその通人に言わせると、令和になって釣りのスポーツ新聞や雑誌は縮小に入っており、その人材もカットされているようだ。
縮小傾向はメーカーも例外ではない。
私達鮎毛バリ釣りファンが存続していけるのは、竿や毛バリなどのメーカーや地元河川の協力のおかげであり、彼らの助けがなければ遊べないのだ。
どの世界も厳しくなっている。
そのような環境ではあるが鮎毛バリを後世に残るような強い流派にしていきたいと思う。

その第一歩として、釣り人とメーカーの仲介人としてのマグエバーのカタログを充実させることにした。
紙媒体はどんどんなくなっていく世の中だが、解禁を待つ人たちに、カタログを眺めながらワクワクする時間があってほしいと思う。
毛バリの解説なども入れて楽しめる12頁とする予定。
3月には配布できる見込みである。

 清水2号桜 ピンク 黒髪太郎作

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