仔鮎の誕生

投稿者: | 2017年9月28日

青森県にある鮎の養殖場で仔鮎が生まれたと聞き、9月の三連休に見学してきました。

手ぶれで多少見づらいかもしれませんが、以下の写真は鮎の卵を撮影したものです。

鮎の卵

鮎の卵(発眼卵)がびっしりと張り付いたマットも見せてもらったのですが、肉眼では確認できませんでした。ただ、鮎の眼は肉眼でも確認できました。

そのマットが40枚もあり、240万粒程の鮎の卵があるとのこと。

発眼率は毎年違うようなのですが、だいたい50%くらいの割合で、孵化する確率は50%以下だそうです。

また、稚鮎が主食としているワムシと呼ばれるプランクトンも見せてもらったのですが、肉眼ではよく見えないため、顕微鏡を使って観察となりました。

顕微鏡見ているところ

ワムシ

ワムシには、DHAやEPAが入った濃い青汁のような餌が与えられ、仔鮎は十分栄養を吸収したワムシを食べて成長し、2週間後には肉眼で見えるようになります。

臭いの確認

同行した勇気ある女性がワムシのエサの臭いを嗅いだところ、かなりのものだったようです。

一番大変なことが何かと養殖所の方にお聞きしたところ、「ワムシを数えること」とのこと。毎日、顕微鏡とカウンターを使って数えているそうです。

今回は釣りができなかったのですが、現地の友人から鮎を頂き、持参していた機械を使って真空パックにしておきました。

持参したフードセーバー
鮎の真空パック
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