3《タックル&装備》

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多種多彩な海川の釣りジャンル別にそれぞれ釣り具と仕掛けが確立されているように、アユの毛バリ釣りにも最良のタックルと装備があります。また、快適に釣りを楽しめるウエア選びも大切です。  

 

まずは、ひと通りのタックルと装備を身に付けたアユの毛バリ釣りスタイルをご覧ください。アユの毛バリ釣りは基本的に川の流れに立ち込んでサオを出すウエーディングの釣りですから、同じアユの友釣りや清流のヤマベ釣り(和名オイカワ)、そしてヤマメ&アマゴ、イワナをねらう渓流釣りに似通っています。

主なタックルはアユ毛バリ釣り専用ザオと一緒にハリ掛かりしたアユを取り込む玉網、そして、釣り上げたアユを生かしておくビクの3点セットをそろえます。

 

一方、装備としては仕掛け類を収納しておく釣りベストと、川の中へ立ち込むウエダーは必要不可欠です。合わせて、直射日光を避けるためには帽子と長袖シャツの着用が望ましく、女性ファンは日焼け防止用の薄手手袋も準備しておくとよいでしょう。以下の項目ではアユ毛バリ釣りのタックル&装備を1つずつ説明します。

 

 

 

[釣りザオ]

アユの毛バリ釣り専用ザオは全長10m以上の先調子ロングロッドです。重いオモリを上下に操作する釣り方で頑丈な作りに仕上げてありますが、その分、自重が重いのが欠点です。ビギナー向けには全長10〜11mのアユ毛バリ釣り専用ザオをオススメします。これ1本あれば全国どこのアユ河川でも通用します。

このほか、川幅が狭い中小河川を釣る場合にはオモリ負荷が大きく硬調子のアユコロガシ釣りザオを流用することができ、全長は8〜9mを選びます。なお、同じアユ専用でも友釣りザオは規格が全く異なるので、間違っても買い求めないでください。

 

 

[玉網]


直径25〜30cmの玉網が使いやすく、紛失防止用にウレタンゴム製の尻手ロープを取り付けておきましょう。ベテランはカヤなどの天然木で作られた玉枠を好み、風情もあります。アユ釣り河川に近い地方の釣具店で見つけることができます。ビギナーならまず、大手釣り具メーカーから出ている渓流ダモを選ぶとよいでしょう。大型量販店で購入できます。

ちなみに、玉網はアユベルトに装着しておきますが、腰元または背中に回して差すかは自由です。

 

 

 

 

 

 

[帽子]


暑い時期が中心ですから、直射日光を遮るツバ付きの帽子は必ず着用します。風通しの良いメッシュキャップや麦わら帽子などのハットもよいでしょう。

 

 

 

[偏光グラス]

帽子で直射日光を防げても水面の照り返しは目につらく、偏光グラスが欲しいものです。好ポイントを目指して浅瀬を渡る時には、川底の状況を把握できるので安全性が高まります。

 

 

[釣りベスト]

現在はアユ毛バリ釣り専用ベストの市販品がなく、同じアユの友釣りや渓流釣り、フライフィッシング用として市販されている釣りベストの中から選択します。この際、胸元に毛バリケースが収納できる大きなポケットが付いた製品を選ぶことが肝心です。

 

 

 

[ウエダー]


アユの毛バリ釣りには胴長とも呼ばれるブーツ一体型のウエダーが使いやすく、購入する際は腰上で止まるウエストハイと胸元まであるチェストハイのどちらかを選びます。この際、靴底はコケが付着した底石でも滑りにくいフェルト底を購入します。

アユの毛バリ釣りは川の中へ長時間立ち込んでいることが多く体が冷えやすく、人気があるのは保温性が高いクロロプレン製です。しかし、盛夏の気温が高い時期にはゴアテックスなど防水透湿素材のウエダーのほうが快適に過ごせます。

 

 

[腰ベルト]


ウエダーの腰の部分に装着しておく腰ベルトは、釣具店のアユ用品コーナーにアユベルトの名であります。玉網に引き舟などの生かしビク、ペットボトルといったアイテムを装着するとともに、不意の転倒の際にはウエダー内への水流の浸入を最小限に防いでくれる役割もあります。

[レインウエア]


ウエストハイやチェストハイ型のウエダーを着用している場合、丈が短いショートタイプのレインウエアがフィットします。アユの友釣りや渓流釣り、フライフィツシング用として市販されています。ゴアテックスなど防水透湿素材の製品を選んだほうが暑い時期でも蒸れにくく快適です。

 

 

[生かしビク]

アユの毛バリ釣りで古くから愛用されている生かしビクは、ズック型の網ビクとサオ掛けステッキの組み合わせです。サオ掛けステッキ上部には2個の大きなフックがあり、生かしビクを掛けるとともにサオの仮置きができます。また、川を渡る際には水

 

深や川底を確かめると同時に、足元を支えるステッキとして重宝します。

最近ではアユの友釣り用として市販されている引き舟を流用する毛バリ釣りファンが増えてきました。腰ベルトに吊り下げておいても水抵抗が少なく、ポイントの小移動の時にも十分に水を溜めておけるので、アユが弱りにくく使い勝手は良好です。また、携帯用には折りたたみ式のコンパクト引き舟もあります。

 

 

[クーラーボックス]


釣り上げたアユを鮮度よく持ち帰るには、保冷力が強い容量5〜8ℓクラスの小型クーラーボックスを選びましょう。マイカー釣行の際には弁当の腐食防止と飲み物の保冷用として別途、容量10〜20ℓの中型クーラーボックスを用意するのが良策です。

 

 

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